研修医OUTLANDのブログ

高齢者に搾取され続ける荒廃した世界の中 財政破綻後の荒野を爆走するのを夢見る

カテゴリ: 資産形成

どうもoutlandです
急上昇にも急下降にも共通する性質

急上昇を例に

・正当な評価難しい
好材料のニュース→買いたい人の増加。決算までの期間、正確な利益の評価はできないため、株価が上昇する中どこまで買いに行くかにはバラツキが出やすい。正しい評価の下、買うことはできない。  ミスプライスでの購入者出現。

・チキンレースに
たとえ適切な評価と乖離していると思っても、ただしく評価できないためさらに高値で買う人がいると考えまだ上がると予想→キャピタルゲインのため購入
この傾向は、評価が難しい局面で顕著であり、ボランタリティの大きさにも関連する。また、大型株より小さい株でこの傾向は強いよう。これは少しの変化でも成長率・PERなどが大きく変動するため。


こう考えると、決算直前を除く時期のほとんどのニュースに対して、みな不透明な予測のうえで売買していると思われる。情報が売買の原動力。

そして、決算ごとに修正される。

購入者の心理

上がっているとき
まだ上がる。今後も上がると思う。
儲けるチャンスを逃してはいけない!
すぐお金が欲しい。すぐ結果が欲しい。
今、すごく安い。

売る人の心理

もう上がらないだろう。そろそろ潮時か。ピークだろう。今後下がっていく。
一過性の上昇に過ぎないだろう。
今お金が欲しい。
できるだけ高く売りたいし、出来るだけ待とう。







という感じかな。


メモがわりでした。
それじゃまた。

どうもoutlandです。

https://www.zero-rich.com/のブログで紹介されていた、「金持ち兄さんの王道」を読んだ。感動した。



藤田憲一という人が書いた本だ。彼が資産形成をはじめた20才くらいのころバブルが弾けた。にもかかわらず30才ごろにはすでに金持ちになっていたらしい。しかも不動産で。その方法が書いてあった。

メインは不動産の取引の体験について書かれているが、総論的な物の価値、マーケティングについて非常にシンプルに書かれている。あくまで基本に忠実ながらここまでいくとオリジナルだし圧倒的だ。いうなれば、中世に1人だけ科学の最近の教育を受けていたようなものだ。

ちなみに、彼は自分のことを不動産やお金の専門家ではなく、消費者の専門家でありマーケティングが専門だと言っている。彼自身も道楽者であり、まさに消費者の代表ともいえるし、純粋に消費を楽しむ彼に、仕事や資産形成だけがゴールではないというパンチを食らった気がした。

また彼が意図した事ではないが面白い点として、バブルのように首都圏で土地が上がっている今と全く逆の不動産状況が描かれていたのもとても興味深い。時代が繰り返すとすれば、それは大きなチャンスになり得る。ま、基本的に不動産は需要がないとか、地上げ屋の話とか、どれを取っても別な国のように思えるほど想像しがたい過去の状況が分かり、とても参考になる。身の回りのものは変われど、人は変わらない。歴史はいつも繰り返すものだから。

どんな不況時であっても儲ける方法があることがわかる。しかも、それは特に奇をてらった方法ではなく、時代の変化を察知し、ビジネスの戦略を変え、常に自分の頭で考え、判断を人に任せない、という基本的な事が経験を交え書かれている。むしろ、不況時にはそんな真の強さがある人以外には辛い時代というわけで、真に強い人はいつの時代も儲けられる。

そんな強い人になるには、具体的にどんなことをすべきかというのが、彼を追体験することでよく分かる非常に素晴らしい本だと思った。

以上でもいい内容だが、この本には副題がついている。それは、「専門家をカモにする人・される人」。これは非常に鋭い指摘だ。このような点を公に指摘する人物が現れることはとても稀だ。(なぜなら、自分の食い扶持(カモ)を減らしてしまうからだ)。偶然の積み重ねで出版された奇跡の一冊とも言える。

そんなわけでこの本は今も昔も参考になる要素が盛りだくさんだと思った。

さいごに。こんな素晴らしい本を若くして書いた彼は、はたして今どうしているのか調べた。その内容はここでは書かないことにしたい。気になる人はググってほしい。できればこの本を読んでから。

人生何があるか分からない。金持ちになるのも金儲けが楽しいならすれば良い。けど、したくないなら無理にするもんじゃないと思った。彼ほど消費も資産形成も好きな人はなかなかいないだろうけど。


それじゃ、また。


どうもoutlandです。

このエントリーは、株に関する考察のひとつ。
株価はすべての情報を織り込んでいると言われるが、ある日突然あがったりする。それは情報がすべて織り込まれていなかったということではないか?よって、株価ははたして全ての評価を織り込んでいるか、について考えたい。

もちろんビジネスも世界も一寸先は闇である。とはいえ、一般には株はかなりの情報の結果であり集合知である側面があり、高い精度であると言われる(時に株価は未来のことまで教えてくれるという人もいるくらい。でもたしかにオッズは教えてくれるだろうが、結果は教えてくれない)。はたして、その集合知はどれほど正確なのか?何によく反応し、何に大しては盲目だろうか?

テンバガーを探す上で、この考察は役にたつのではと思う。




株価にすべて(未来含め)の情報が盛り込めない原因として考えられるもの

①情報解析の困難さ(機密性・専門性・複雑性)
情報を外に出さないようにすること(例えば内部情報や決算前など)
例えば、コングロマリット企業の場合、事業が多岐にわたるためその分遭遇する不確実な事象も多くなる。そもそも、1つの業界でさえ、専門性が高く、素人の我々にはその具体的な内容を知る術はないことがほとんどではないか。そういう意味で、プレイヤーの大半が理解していない銘柄も数多くあるはずだ。

②情報格差。
情報の上流にいる人と下流にいる人の時間差、情報リテラシーの格差

③投機家と投資家の違い。
客観的な評価で、プレイヤーには投機家と投資家がいる(不安定な業界であったり不確かな情報しかなければ、プレイヤーの多くは実質的に投資家でなく投機家になる)。①の要素との関係は深い。

④市場規模と規模の変動

仮想通貨の時に、儲かると聞き多くの芸人が仮想通貨を買ったという話がある。そんなように、参入者数は増減する。
しかし、真に重要なのは入退場する人の数でなく、たぶんお金の量だ。

多くの人にとって分析の対象とならない市場・銘柄がある。(流動性がない。市場規模が小さすぎる。不正がある。)巨体機関投資家にとっての、新興国株?など。→流動性がない(動きが少ない分、リアルタイムに株価に反映されにくい。また、少額の取引も相場を大きく動かしてしまうため、値が正確になりにくい。)(恐慌などの有事もこれにあたる)

⑤未来の不確実性
これについては、みな同様にしらない。

⑥機関投資家の性質

これから思うのは、企業の評価には全ておりこまれているというのはウソだ。とくに、ひとつひとつの業界が、密接に他業界の進歩や衰退と関係している複雑な現代はなおさらだろう。もし、正確に評価できるとしても、⑤に関しては無力だ。しかし⑤はかなり大きな要素であり無視できない。つまり、株価は常に正しく評価などされていない。それは場合によっては、ミスプライシングからアービトラージを得られるということでもある。


アービトラージを得るために、株に対してどう対峙するべきだろうか。それはまた書きたいと思うが、ざっくり言えばカモが多い市場・銘柄には近づかないことだ。そして、カモが増えそうな市場・銘柄を見つけることだと思っている。カモとはこの場合、投機家の一種で(株に関しては全員がある意味投機家である)、特に危機感のない人たちである。機関投資家さえこれに含まれることがある(彼らはタレブ 的に身銭を切っておらず、別な軸で評価されるため分析能力が高くてもそうなり得る)。

また株はやはり暴落が怖い。少ない含み益なんて一瞬で消えるものであり、そこを第一に考えるべきだ(倒産も含まれる)。カモの増えていく市場は大きく暴落する。一方、カモがいないところでは下がることはあっても想定内だし大火傷はしない。

ちなみに、ボランタリティの大小があるがあれはなぜか?それも今度考えてみたい。

それじゃ、また。

どうもoutlandです

株をはじめて思うことがたくさんあったので、主なものをまとめたいと思う。自分のメモとして。

まず、株に取り組んだことで、資産形成における株の存在をはじめて現実的に評価することになった。

株の予測不能な性質、コントロール不可能であること、テンバガー株はなかなか無いことから、資産形成における安定感がないし、始める前にいろいろ話を聞いて期待していたほど株投資は資産形成のツールとして万能ではないと評価するようになった。

株が強力なツールではない、というワケではない。とはいえ、わりと地道で息の長い戦いになるし、水モノであるのでツールとしての信頼性には欠ける印象に変わった。資産形成の軸に結果としてなる事はあっても、戦略を考える上でプランの軸にはなり得ない。

特に資本の少なく株高である状況では、株よりも節約やバイト、スモールビジネスの方がツールとして信頼できるし、資本力を高める上でより重要かつ強力であると再評価した。

また、株投資における最も半脆い状況とは、やはり景気悪化により全面的に株安となった時である(近年、ETFの存在により個別銘柄選択のインセンティブは以前より減少しているように感じる)。そして、そういう状況以外は、手を出すことは無駄なリスクを上げるように思う。

今、自分にとって重要なのは株以外の取り組みである。その目的は、不況時に備え、現金含む流動性のある資産を積み上げておくことだ。もちろん、日本の財政破綻顕在化もケアしたポジションである必要がある。そういう意味で、インフレ率の高いアメリカで株投資が盛んなことからも、株として持っておくことも安定化につながるだろう。

日本の財政破綻顕在化→日本インフレとなれば、円の貯蓄だけでよいが、
日本インフレ→日本財政破綻顕在化の順であれば、株として持っておくことも重要だからだ。
注意点としては、超長期順張り戦略のためには不況時にも流動性のある資産で持っている必要があることだ。

資産形成において現状では、確実に日銭を稼ぎ貯めるのが一番いい。

それじゃ、また。

どうもoutlandです

最近、株について勉強中

10倍に近く大きくなるような株を探すため、マザーズをはじめ、GNT、隠れたチャンピオン株、などを見ていた

そこで思ったのは、分析してもラチが開かない感だ。テンバガーを探す上では、株に対していくら詳しくなっても(財務諸表や指標など)仕方がないなと思う。

それらに詳しくなることは、まだそういった類の分析ができなかったころには価値があっただろうけど、今は本も多くあり誰でも知っていることになってしまった。株価にすでにその情報はかなり織り込まれているはずだ。よって、テンバガーを探す上で割安株を探すという戦略は過去のものである可能性が高い。違う戦略を探す必要がある。

ちなみに、株価は全て織り込まれているというのがコンセンサスになっているが、それならなぜテンバガーのような株が存在するか疑問に思う。もし、正確に織り込まれているならば、好材料や可能性なども織り込まれているので1年で10倍になる事はないのに。しかしたしかに存在する。

これはどういうことかというと、PERとかいう類の標準的なものさしで、テンバガーは評価できないということだ。だから、その類の勉強は必要ないと思う。

テンバガーという現象の要因は様々であると思われるが、少なくともテンバガーになる条件がある。それは、誰もその株をテンバガーになると期待していなかったし予想できていなかったことだ。それはつまり、テンバガーを確実に予想できる材料はないということである。

認知度が高く、大きな企業で、期待され、高値である株は、ある日暴落する可能性がある意味で脆い。負のブラックスワンに晒されやすい。一方で、認知度が低く、まだ小規模で、大して期待されておらず、低い値である株は、正のブラックスワンに晒されやすい。テンバガーは後者のような銘柄である可能性が高いと考えている。

しかし、この後者の株にももちろん問題はある。問題があるからこそ低いともいえる。倒産は最悪の事態である。他にもリスクを数多くもっていたり、経営が悪化していたりするかもしれない。知名度がこの先上がるかどうかも予想できない。結局は、リスクが大きいということだ。

テンバガーを狙うなら、そのリスクにどう対抗するかはメインテーマになるだろう。しかし、どんなにうまくリスク管理したとしても、テンバガーを狙うには損失を被ることは避けられないだろう。

たしかにテンバガーを得る過程では損をする。しかし、それは予期された孫であるし、リスクテイクである。積極的なリスクテイクだ。安定株と考えて購入した場合の予期せぬ損失やリスクとは全く違うものであるはずだ。

そして、1番意識するべきは、そうした一連の売買の経験を通して、売買スキルや相場観を養うことだろう。その能力や経験値は誰にも奪われることはない。また、本当の意味で金のなる木を手に入れることだ。金持ち父さんの本でも言われる、マネーリテラシーと同様のものだ。

それじゃまた。

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